日本の鬼図鑑 書籍
サイズ:B5/176頁
生産地:日本
青幻舎
人を喰い、都を荒らし、天災をもたらす。しかし、鬼は本当に悪なのか?
室町時代以降に描かれた約160点の絵画史料とともに、代表的な鬼たちの出自や系譜をわかりやすく解説。これ一冊で、日本の鬼の全てがわかる! 代表的な鬼34体の能力がわかるパラメーター付き。
【目次】
一章 鬼の故郷—大江山
二章 退治された鬼
三章 鬼になった人間
四章 広まった鬼
五章 仏教から生まれた鬼 資料 「鬼の日本地図」
【本書に登場する鬼たち】
阿用郷の鬼/陸耳御笠/三上ケ嶽の鬼 英胡・軽足・土熊/酒呑童子/茨木童子/鬼童丸/温羅/大嶽丸/前鬼後鬼/牛鬼/藤原千方の四鬼/橋姫/鬼女紅葉/安達原の鬼婆/清姫/阿倍仲麻呂/菅原道真/百鬼夜行/一寸法師の鬼/金太郎の鬼/こぶとり爺さんの鬼 /藤原忠平が出会った鬼/朱雀門の鬼/大津絵/鬼子母神/夜叉/羅刹/閻魔/牛頭馬頭/獄卒/奪衣婆・懸衣翁/餓鬼/方相氏
八木透(やぎとおる)
1955年、京都生まれ。同志社大学文学部文化学科卒。現佛教大学歴史学部教授。著作として『婚姻と家族の民族的構造』(吉川弘文館)、『京のまつりと祈り—みやこの四季をめぐる民俗』(昭和堂)や『日本の民俗信仰を知るための30章』(淡交社)など多数。世界鬼学会会長、京都民俗学会理事・事務局長などを務め、民俗学、特に鬼の研究では第一人者である。マスコミにも多く出演し、鬼の文化普及にも貢献している。