111年目の中原淳一 書籍
サイズ:B5変/272頁
生産地:日本
青幻舎
終戦からちょうど1年後の1946年8月15日、中原淳一(1913-1983)は自身初の編集長を務める雑誌『それいゆ』を創刊すると、編集者、画家、ファッションデザイナー、インテリアデザイナーとして領域を大きく超えたマルチクリエイターと呼ぶべき活躍を果たしました。
日々を生きることに必死な時代に「再び人々が夢と希望を持って、美しい暮らしを志せる本をつくりたい」という思いで手がけた数々の仕事は、同時代の女性たちから圧倒的な支持を集め、美の本質を追い求めた姿勢とその表現は、今なお新鮮なものとして後生のクリエイターにも大きな影響を与えています。
本書では、『それいゆ』をはじめとした『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』『女の部屋』など雑誌での仕事や、洋服、ゆかた、着物、絵画、人形といった作品、そして中原が残した遺品など、約480点の図版を掲載。
生誕から111年となる今も色褪せることなく輝き続けるその魅力に迫ります。
*本書は「111年目の中原淳一展」の公式図録を兼ねた書籍として刊行されるものです。
*美術館で販売される図録は会場限定の表紙で、一般流通用とは仕様が異なります(中身は同一)。