建築家・坂倉準三「輝く都市」をめざして 書籍
サイズ:A5変/152頁
生産地:日本
青幻舎
新宿西口広場ができるまで。「坂倉準三」の都市デザインに迫る一冊。
これまで余り紹介されてこなかった坂倉準三の百貨店建築の数々を掲載。
モダニズム建築の巨匠ル・コルビュジエに師事した建築家・坂倉準三。彼の活動を通して、戦後復興の建築・都市の歴史と、髙島屋をはじめとする百貨店建築を通して試みた、建築が人流を都市へと誘導する都市インフラデザインについて紹介する。これまであまり知られてこなかった彼の百貨店建築が、都市デザインへの足がかりとなり、東急渋谷ターミナルや新宿西口広場などの代表作へつながる坂倉のデザインの礎になったことを明らかにする。
●貴重な図面・写真・資料を100点以上収録
●掲載事例:パリ万博日本館、髙島屋和歌山支店、髙島屋大阪店(ニューブロードフロア)、南海会館、東急会館、新宿西口広場
著者:松隈洋(まつくま ひろし)氏
建築家。1957年生まれ。1980年、京都大学工学部建築学科卒業後、前川國男建築設計事務所に入所。2008年より京都工芸繊維大学教授。工学博士(東京大学)。 DOCOMOMO japan代表、文化庁国立近現代建築資料館運営委員。著書『ルイス・カーン——構築への意志』(丸善1997)『近代建築を記憶する』(建築資料研究社2005)『坂倉準三とはだれか』(王国社2011)『残すべき建築——モダニズム建築は何を求めたのか』(誠文堂新光社2013)、編著『前川國男 現代との対話』(六耀社2006)、共著『建築から都市を、都市から建築を考える』(岩波書店2015)ほか。